2022年07月14日14:53
充填+外張り断熱!≫
カテゴリー │明鏡の家 施工の様子│家造りの役に立つお話│現場での実例など
こんにちは。ツチヤ・フソウホーム 設計の石田です。
施工中の『明鏡の家』。
前回は基礎内断熱の施工の様子をご紹介しました。
今回は、壁の外張り断熱の施工の様子をご紹介していきます。
当社で使用している構造用パネル“コーチパネル”には、充填断熱材としてネオマフォームが既にはめ込まれています。
明鏡の家(当社の標準仕様)では外側にさらに断熱材を追加して張っていきます。
お客様と話していると、
『浜松は暖かいのにそこまでする必要があるんですか?』
と訊かれることがあります。
私はその質問に対して、
『少ない台数(1~2台)で家全体を暖冷房をしたいのであれば、ここまでやらないと不十分です。』
とお答えしています。
これは、
『ヒートショックになるリスクを限りなく0にして、暑さ・寒さを我慢しない生活を光熱費を上げずに実現する為には』
と言い換えることができます。
つまり、
・老後にヒートショックを引き起こすリスクを許容する。
・暑い/寒い(特に非居室が)を我慢する。
・光熱費が高くなっても良い。
などを許容するのであれば、外張りだけ、若しくは充填だけの断熱でも良いということです。
当社ではそれらを許容するのは、健康面からみても、ランニングコストの面からみても、“お客様に多大な不利益をもたらしてしまう“と考えているので充填+外張り断熱を標準としています。
前置きが長くなりました。。。
それでは実際の施工の様子をご覧ください。
いきなり断熱材を張るのではなく、サッシの下地やずり下がり防止の為の受けの木材を取付ます。
木材の周りはシーリングで隙間を埋めて気密処理とします。
隙間のないように留め付けていきます。
継ぎ目の部分に防水テープを貼って防水・気密の処理とします。
窓廻りは特に入念に。幅の広い防水テープで防水処理を。
ちなみにテープを貼る順番にも決まりがあります。
水が上から伝って来た時にテープの中に入らないように貼るのが基本です。
棟換気の部分には隙間を空けて。
防水・気密の為に塞ぎたい場所と、通気の為に穴を空けたい所でしっかりメリハリをつけます。
完了です!
今回使用した断熱材。“キューワンボードは表面に遮熱フィルムが貼ってあります。
この外側に外壁が張られるのでこれ自体の遮熱効果は期待できないとは思いますが、通気層内の放射率を下げることで冬の夜間の熱流出を抑える効果があるのではないかと期待しています。
現場ではまだ外装材は張られていませんので、しっかりと遮熱効果が出ています。
外張り断熱を張る前と後では2階の温度が体感でかなり下がっています。
これで屋根断熱を施工したらどれだけ涼しくなるのか、楽しみです。
来週末開催の現場見学会では、実際に外張り断熱を施工した状態がご覧頂けます。
外側に透湿防水シートは貼らないので、本当にそのままの状態でご覧頂けますよ!
是非、当社の誇る、“施工”をご覧ください。
社員一同、心よりお待ち申し上げます。
施工中の『明鏡の家』。
前回は基礎内断熱の施工の様子をご紹介しました。
今回は、壁の外張り断熱の施工の様子をご紹介していきます。
当社で使用している構造用パネル“コーチパネル”には、充填断熱材としてネオマフォームが既にはめ込まれています。
明鏡の家(当社の標準仕様)では外側にさらに断熱材を追加して張っていきます。
お客様と話していると、
『浜松は暖かいのにそこまでする必要があるんですか?』
と訊かれることがあります。
私はその質問に対して、
『少ない台数(1~2台)で家全体を暖冷房をしたいのであれば、ここまでやらないと不十分です。』
とお答えしています。
これは、
『ヒートショックになるリスクを限りなく0にして、暑さ・寒さを我慢しない生活を光熱費を上げずに実現する為には』
と言い換えることができます。
つまり、
・老後にヒートショックを引き起こすリスクを許容する。
・暑い/寒い(特に非居室が)を我慢する。
・光熱費が高くなっても良い。
などを許容するのであれば、外張りだけ、若しくは充填だけの断熱でも良いということです。
当社ではそれらを許容するのは、健康面からみても、ランニングコストの面からみても、“お客様に多大な不利益をもたらしてしまう“と考えているので充填+外張り断熱を標準としています。
前置きが長くなりました。。。
それでは実際の施工の様子をご覧ください。
いきなり断熱材を張るのではなく、サッシの下地やずり下がり防止の為の受けの木材を取付ます。
木材の周りはシーリングで隙間を埋めて気密処理とします。
隙間のないように留め付けていきます。
継ぎ目の部分に防水テープを貼って防水・気密の処理とします。
窓廻りは特に入念に。幅の広い防水テープで防水処理を。
ちなみにテープを貼る順番にも決まりがあります。
水が上から伝って来た時にテープの中に入らないように貼るのが基本です。
棟換気の部分には隙間を空けて。
防水・気密の為に塞ぎたい場所と、通気の為に穴を空けたい所でしっかりメリハリをつけます。
完了です!
今回使用した断熱材。“キューワンボードは表面に遮熱フィルムが貼ってあります。
この外側に外壁が張られるのでこれ自体の遮熱効果は期待できないとは思いますが、通気層内の放射率を下げることで冬の夜間の熱流出を抑える効果があるのではないかと期待しています。
現場ではまだ外装材は張られていませんので、しっかりと遮熱効果が出ています。
外張り断熱を張る前と後では2階の温度が体感でかなり下がっています。
これで屋根断熱を施工したらどれだけ涼しくなるのか、楽しみです。
来週末開催の現場見学会では、実際に外張り断熱を施工した状態がご覧頂けます。
外側に透湿防水シートは貼らないので、本当にそのままの状態でご覧頂けますよ!
是非、当社の誇る、“施工”をご覧ください。
社員一同、心よりお待ち申し上げます。