2022年08月24日16:39
太陽光パネルが設置されました。≫
カテゴリー │明鏡の家 施工の様子│家造りの役に立つお話│現場での実例など
こんにちは。ツチヤ・フソウホーム 設計の石田です。
施工中の『明鏡の家』の屋根に太陽光発電パネルが設置されました。
先月、実業家のひろゆき氏が『太陽光は儲からない』と言ったことがニュースになっていましたが。。。
え?この人、こんなにものを知らない人だったの?
とびっくり。
本気で思っているのか、誰かから聞きかじった知識なのか、台本のセリフなのかはわかりませんが。。。
元を取るのに20年とか、国が買い取り価格を変えるとか完全に的外れなコメントです。
現状において、大災害や電力会社の経営破綻などの異常事態に陥らない限り、太陽光発電は10年程で元が取れるし、その後は機械が壊れるまで儲かり続けます。
例えば、
今回の明鏡の家では容量4.26KWの太陽光パネルを設置しています。
シミュレーション上の年間発電量が5,417KWhです。(勾配が緩いので少し低めです。)
そのうち、約70%が余剰電力として売電され、残りの30%は自家消費されます。
5,417KWhの70%は3,792KWh 30%は1,625KWhです。
今年度の売電価格は17円。(こちらは10年間は固定です。国が変えることはありません。)
日中の電気料金は中電のスマートライフプランだと、平日が38.71円、休日が28.52円。
平均すると約35.36円となります。
年間の売電金額は3,792×17=64,464円
年間の自家消費分は1,625×35.36=57,460円
太陽光発電によって一年間で得する金額は64,464+57,460=121,924円となります。
今回の太陽光発電の費用がおよそ120万円なので10年で元がとれてしまう計算になります。
10年後、仮に売電が無くなったとしても、自家消費分は継続します。
20数年前に当社で設置した太陽光パネルが元気に発電していることを加味して最低30年は稼働すると仮定すると、
57,460円×20年間=1,149,200円となります。
これに、割と壊れやすいパワコン(最低10年は保証あり)という部材の交換費用20万円を差し引いても、30年間で95万円ほどの利益が出ます。
10年で売電は無くなる、電気の価格が上がらない、という最低の条件で計算してもこれだけ得する訳です。
少し高めの太陽光ローンの金利で計算しても損をすることはありませんので、個人的には絶対に乗せた方が得だと思います。
設置架台をガルバリウムのタテハゼに挟み込んで取り付けています。
屋根の仕上げ面に穴を空ける必要がないので雨漏りの心配はありません。
構造計算は太陽光パネルの加重も加味して許容応力度計算しています。
ここまでやっておけば、太陽光パネルを設置して困ることはありません。
以前、見学会に来場頂いたお客様に、太陽光を乗せるから屋根の日射遮蔽は気にしなくてもいいですか?(要は屋根の色を黒くしても良いか)と聞かれたことがあります。
その時は屋根と太陽光パネルの間に架台分の隙間が出来るので有利になると思いましたが。。。
ずっと気になっていたので、本日表面温度を測ってきました。
太陽光の乗っていない部分(白いガルバリウム)の部分が約40~45℃
太陽光パネルの部分が45~50℃
約10℃程、太陽光パネルの部分の方が熱くなっていました。
気になる架台分の隙間の部分の温度は。。。
およそ47~48℃で推移していました。
ということは。。。
太陽光パネルの下の部分はパネルが乘っていない部分よりも熱くなっています。
白い色を選択した場合は、太陽光パネルを乗せた方が熱くなることがわかりました。
恐らくですが、黒いスレートや瓦、しかも遮熱塗料を塗っていないものを使用する場合は太陽光パネルを乗せた方が有利になると思います。
個人的な感覚ですが、太陽光パネルは遮熱塗料を塗った黒い仕上げと同じぐらいだと思います。
今回は現場の状況というよりも、太陽光パネルのメリットについてのお話になってしまいました。。。
施工中の『明鏡の家』の屋根に太陽光発電パネルが設置されました。
先月、実業家のひろゆき氏が『太陽光は儲からない』と言ったことがニュースになっていましたが。。。
え?この人、こんなにものを知らない人だったの?
とびっくり。
本気で思っているのか、誰かから聞きかじった知識なのか、台本のセリフなのかはわかりませんが。。。
元を取るのに20年とか、国が買い取り価格を変えるとか完全に的外れなコメントです。
現状において、大災害や電力会社の経営破綻などの異常事態に陥らない限り、太陽光発電は10年程で元が取れるし、その後は機械が壊れるまで儲かり続けます。
例えば、
今回の明鏡の家では容量4.26KWの太陽光パネルを設置しています。
シミュレーション上の年間発電量が5,417KWhです。(勾配が緩いので少し低めです。)
そのうち、約70%が余剰電力として売電され、残りの30%は自家消費されます。
5,417KWhの70%は3,792KWh 30%は1,625KWhです。
今年度の売電価格は17円。(こちらは10年間は固定です。国が変えることはありません。)
日中の電気料金は中電のスマートライフプランだと、平日が38.71円、休日が28.52円。
平均すると約35.36円となります。
年間の売電金額は3,792×17=64,464円
年間の自家消費分は1,625×35.36=57,460円
太陽光発電によって一年間で得する金額は64,464+57,460=121,924円となります。
今回の太陽光発電の費用がおよそ120万円なので10年で元がとれてしまう計算になります。
10年後、仮に売電が無くなったとしても、自家消費分は継続します。
20数年前に当社で設置した太陽光パネルが元気に発電していることを加味して最低30年は稼働すると仮定すると、
57,460円×20年間=1,149,200円となります。
これに、割と壊れやすいパワコン(最低10年は保証あり)という部材の交換費用20万円を差し引いても、30年間で95万円ほどの利益が出ます。
10年で売電は無くなる、電気の価格が上がらない、という最低の条件で計算してもこれだけ得する訳です。
少し高めの太陽光ローンの金利で計算しても損をすることはありませんので、個人的には絶対に乗せた方が得だと思います。
設置架台をガルバリウムのタテハゼに挟み込んで取り付けています。
屋根の仕上げ面に穴を空ける必要がないので雨漏りの心配はありません。
構造計算は太陽光パネルの加重も加味して許容応力度計算しています。
ここまでやっておけば、太陽光パネルを設置して困ることはありません。
以前、見学会に来場頂いたお客様に、太陽光を乗せるから屋根の日射遮蔽は気にしなくてもいいですか?(要は屋根の色を黒くしても良いか)と聞かれたことがあります。
その時は屋根と太陽光パネルの間に架台分の隙間が出来るので有利になると思いましたが。。。
ずっと気になっていたので、本日表面温度を測ってきました。
太陽光の乗っていない部分(白いガルバリウム)の部分が約40~45℃
太陽光パネルの部分が45~50℃
約10℃程、太陽光パネルの部分の方が熱くなっていました。
気になる架台分の隙間の部分の温度は。。。
およそ47~48℃で推移していました。
ということは。。。
太陽光パネルの下の部分はパネルが乘っていない部分よりも熱くなっています。
白い色を選択した場合は、太陽光パネルを乗せた方が熱くなることがわかりました。
恐らくですが、黒いスレートや瓦、しかも遮熱塗料を塗っていないものを使用する場合は太陽光パネルを乗せた方が有利になると思います。
個人的な感覚ですが、太陽光パネルは遮熱塗料を塗った黒い仕上げと同じぐらいだと思います。
今回は現場の状況というよりも、太陽光パネルのメリットについてのお話になってしまいました。。。
この記事へのコメント
なるほどですね!
具体的なしかも現場の声を聴かせていただくと納得です。
因みに自宅も買取価格変更前はオール電化で光熱費¥0むしろマイナスでした♪
具体的なしかも現場の声を聴かせていただくと納得です。
因みに自宅も買取価格変更前はオール電化で光熱費¥0むしろマイナスでした♪
Posted by おしゃれアイアン手すり屋 ないてゅ at 2022年08月25日 08:44
ないてゅさん コメントありがとうございます!
太陽光パネルは消費者様がほぼ確実に利益を得ることが出来るのに著名な方が間違った情報を流すことが多いのが頭の痛いところです。
既に買取価格が変更しているということは10年以上前に乗せられたんですね。
今後は自家消費分を多くすると(日中にたくさん電気を消費すると)お得ですね。
太陽光パネルは消費者様がほぼ確実に利益を得ることが出来るのに著名な方が間違った情報を流すことが多いのが頭の痛いところです。
既に買取価格が変更しているということは10年以上前に乗せられたんですね。
今後は自家消費分を多くすると(日中にたくさん電気を消費すると)お得ですね。
Posted by ツチヤ・フソウホーム at 2022年08月25日 11:18