我が家の2世帯リフォームの記憶

ツチヤ・フソウホーム

2021年07月14日 18:05

こんにちは。ツチヤ・フソウホーム 設計の石田です。

今回は3年程前に我が家をリフォームした時のことをご紹介します。

当時は第一子が誕生しまして慶事に湧いていたのですが、すくすくと育ちどんどん元気になっていく倅の子育てに夫婦共に疲れが出始めていました。

特に妻は初めての子育てを夫の実家で行うということもあり、ストレスが溜まり続けていました。

夫の親との同居生活は初めて2年目でしたが、子育てで助かることもある反面やはり大きなストレスになっていたのだと思います。

じいじとばあばにとっては初めての内孫でしたのでとにかく可愛がるばかりでしたので、育児に疲れていた妻としてはそうした様子もストレスだったのでしょう。

このままでは家族間に大きな問題が出そうでしたので思い切って2世帯リフォームをすることにしました。

玄関は共用ですが、水廻りとリビング・寝室は1階を親世帯・2階を私世帯で分けることにしました。



両親の寝室だった場所です。南面の日当たりの良いここをLDKにすることにしました。


もともとの床が暗い色だったのでリフォーム後は明るくなることを意識しました。

床材に無垢のパインを使用したのは当時生後4か月程度だった息子が安心してはいはいが出来るようにと思ったからです。

キッチンはTOTOのクラッソ クリスタルカウンターのフラット対面仕様

これは100%妻の要望です。

キッチンは奥様の言うことをきいておくのが夫婦円満の秘訣です。

天井高に変化をつけて黒いクロスで仕上げました。

我が家の天井は一番低いところの天井高が一般的な2.4mという高さですが、そこから段々に高くなるように変化がつけてあります。

黒い天井でも圧迫感のようなものを感じることはありません。


我が家の小屋裏です。

父こだわりの桧の丸太がふんだんに使われています。

今までは天井裏に隠れていたこの部分をリフォーム後は是非見せようと思いました。

もともとが無断熱だったので、通気層を確保した上でウレタン断熱を吹き付けました。

価格が安いのと施工が簡単なのが決め手でした。


丸太を境に天井高さと仕上げを変えています。

リビング部分はクロスではなくパインの板張りとなっています。

中央の格子はどこかの店舗の解体現場から回収してきた可動間仕切りだったものです。

黒く塗装して天井にはめ込みました。


障子紙が貼ってあります。

小屋裏にLEDシーリングライトが付いていて間接照明になっています。

1階から2階まで通しで立っている大黒柱です。

これもリフォーム前は隠れていたのでリフォーム後は魅せることにしました。

磨く作業が大変でした。

どどんと目立つ大黒柱です。

壁掛けテレビの部分は無垢の木ではなくNODAさんの化粧材です。

収納の入り口部分はゴザのような材質のロールスクリーンです。

ゲームやブルーレイも収納内にありますが、リモコン操作も問題なく出来ます。


ウォーターサーバーは乳幼児がいるうちはあると便利だと思います。

コンセントが必要なので、新築時に計画しておくと問題なく設置出来ます。

このリフォームですが、本当にやって良かったと今でも思います。

息子も健やかにすくすくと育っています。

無垢の床には傷や息子の落書きがありますが、立って生活している分にはまったく気になりません。

建材の床の経年劣化とはやはり違いを感じます。

最近では敷地内に子供夫婦用の家を新築するケースも多いですが、こうしたリフォームもありですよ。

新築もリフォームも是非是非ご相談下さい。







無垢の床で力尽きる倅



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