中も外も張ってます

カテゴリー │明鏡の家 施工の様子家造りの役に立つお話現場での実例など

こんにちは。ツチヤ・フソウホーム 設計の石田です。

施工中の“明鏡の家”

内部では大工さんが内壁の下地となるプラスターボードを張っています。
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プラスターボードは石膏(せっこう)を主原料に、消石灰や粘着剤などを混合して作られた石膏プラスターと呼ばれる材料を板状に成形した建材です。

殆どの住宅会社の建物で内壁や天井の下地として使用されている材料です。

床から天井までの間に継ぎ目を作ってしまうと、構造材の木材の収縮や反りの影響で仕上がりに影響する恐れがあるので床から天井まで1枚の板で張り上げます。

長いプラスターボードは重みも結構ありますが、暑い中でも大工さんが頑張ってくれています。
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基本的に接着剤などは使用せずにビスで固定します。

使用するビスを専用の釘に変えたり、ピッチを細かくすることで壁の耐力を得ることも出来ます。
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外では外壁屋さんが外壁のサイディングを張ってくれています。
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建物の下(土台)から上へと順番に張っていきます。

一番下には専用の金具が取り付けられています。

金具には穴が空いていてここから通気層に空気が入るようになっています。
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固定も金具で行います。

サイディングを重ね合わせたら。
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金具を差し込んで。
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金具をビスで固定します。

十数年前はサイディングも釘で固定するのが主流でしたが、近年は金具留め工法が主流です。

現在も釘打ちの商品もありますが、厚みが薄く、塗料の品質も低い商品がほとんどです。

10年周期で外壁の塗り替えをするつもりがないのであれば、使用しない方が無難です。
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金具は厚さが5㎜のものと15㎜のものがあります。

当社では金具の厚み分のスペースを通気層と出来る通気金具工法を標準採用しています。(厚さ15㎜)

外張り断熱の抑えとして木胴縁も施工していますが、これだけを通気層とすると空気の横移動が不十分をなり、横幅の長いサッシ(窓)の下ではうまく空気が流れなくなってしまいます。

そこで、さらに金具分15㎜の通気層をプラスすることで、円滑に空気が流れるようにしてあげる訳です。
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通気層を通った空気は最終的には以前取り付けた通気部材から出てくる計画です。

きちんと施工した通気層では排熱、排湿といった働きが発揮されるので、建物の快適性・耐久性に好影響を及ぼします。
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外壁工事を施工してくれている協力会社の三共建材さん。

本日は、就職希望の高校生の職場見学“明鏡の家”の現場を利用してくれました。

寄りによって一年で一番過酷であろうこの時期に。。。

とも思いましたが、嘘偽りなく見てもらうには良かったのかもしれません。

大変だけどやりがいのある仕事だと思います。

就職した際には、現場で会えるのを楽しみにしています。

前回の記事でちらっとお話した凄い外壁

まだそこまで工事が進んでいません。

早く張れないかな~。

また報告します!





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