2021年07月13日17:32
陽景の家 セルロースファイバーが超効いています。≫
カテゴリー │新築工事日記│家造りの役に立つお話│現場での実例など
こんにちは。ツチヤ・フソウホーム 設計の石田です。
本格的に夏が近づいてきましたね。
『陽景(ようけい)の家』では大工さんによる工事が進行中です。
今回は工事の進行とは少し違う部分を紹介したいと思います。
以前の記事でもご紹介させて頂いたグラウンド・ワークスさん施工のセルロースファイバーによる屋根断熱。
これが超効いているんです。
これが本日測定した屋根のガルバリウム鋼板の表面温度です。
遮熱塗料のものを使用していますが濃いめの茶色ですので日射はなかなか吸収します。
表面温度は70℃
ちなみに6月の中旬ごろの測定では59℃でした。
これだけ熱くなってしまうとさすがに2階は暑くなっているだろうなぁと思いながらも中に入ると。。。
ん?結構涼しいぞ?
1階の温湿度計の数値がこちら
2階がこちら
1階が 室温28.2℃ 絶対湿度19.7g/㎥ 相対湿度72%
2階が 室温28.8℃ 絶対湿度18.9g/㎥ 相対湿度67%
大工さんは窓を開けて作業しているので室温・湿度共に外部の温湿度より少し低い程度です。
注目して頂きたいのは1階と2階の室温差の少なさと1階よりも2階の湿度の方が低い点です。
これはセルロースファイバーを透湿して通気層への排湿がうまくいっているからだと思います。
実際に入った感覚でもあきらかに1階よりも2階の方が涼しく感じます。
これはセルロースファイバーの下側の表面温度を測定しています。
少し見にくいですが、表面温度は28℃でした。
このことから分かるのは、
屋根のガルバリウム鋼板の表面温度が70℃になるぐらいの日射を受けた場合
セルロースファイバーによる屋根断熱+完全な通気層の確保ができていれば
エアコンの設定温度が28℃であれば屋根からの影響を受けていないほど断熱されている
と言えるのではないかと思います。
もちろんセルロースファイバーの厚みにもよりますが、当社の標準的な厚みであればそれをクリアできることがわかりました。
これからさらに暑くなって屋根材の表面温度が何度まで上がるのかにも注目していきたいと思います。
ちなみに
茶色のガルバリウム鋼板の表面温度が70℃の時、銀色の鉄製の足場は43℃でした。
当社の仕様+屋根を淡色にする。のであれば夏の屋根からの室温への影響はほぼ無くなるのではないかと思います。
また、当社の仕様であれば屋根材の色に濃色を使用してもそれほど大きい影響は受けないのではないかと思い始めています。
さらに暑くなる今月末~来月初旬にもう一度測定して、大きな変化があればまた詳しくお伝えしたいと思います。
それにしても。。。
セルロースファイバーすげえなぁ。。。
※このブログを読んで屋根の色は室温に影響を与えないと判断するのはやめて下さい。一般的な断熱仕様では確実に影響を受けます。
本格的に夏が近づいてきましたね。
『陽景(ようけい)の家』では大工さんによる工事が進行中です。
今回は工事の進行とは少し違う部分を紹介したいと思います。
以前の記事でもご紹介させて頂いたグラウンド・ワークスさん施工のセルロースファイバーによる屋根断熱。
これが超効いているんです。
これが本日測定した屋根のガルバリウム鋼板の表面温度です。
遮熱塗料のものを使用していますが濃いめの茶色ですので日射はなかなか吸収します。
表面温度は70℃
ちなみに6月の中旬ごろの測定では59℃でした。
これだけ熱くなってしまうとさすがに2階は暑くなっているだろうなぁと思いながらも中に入ると。。。
ん?結構涼しいぞ?
1階の温湿度計の数値がこちら
2階がこちら
1階が 室温28.2℃ 絶対湿度19.7g/㎥ 相対湿度72%
2階が 室温28.8℃ 絶対湿度18.9g/㎥ 相対湿度67%
大工さんは窓を開けて作業しているので室温・湿度共に外部の温湿度より少し低い程度です。
注目して頂きたいのは1階と2階の室温差の少なさと1階よりも2階の湿度の方が低い点です。
これはセルロースファイバーを透湿して通気層への排湿がうまくいっているからだと思います。
実際に入った感覚でもあきらかに1階よりも2階の方が涼しく感じます。
これはセルロースファイバーの下側の表面温度を測定しています。
少し見にくいですが、表面温度は28℃でした。
このことから分かるのは、
屋根のガルバリウム鋼板の表面温度が70℃になるぐらいの日射を受けた場合
セルロースファイバーによる屋根断熱+完全な通気層の確保ができていれば
エアコンの設定温度が28℃であれば屋根からの影響を受けていないほど断熱されている
と言えるのではないかと思います。
もちろんセルロースファイバーの厚みにもよりますが、当社の標準的な厚みであればそれをクリアできることがわかりました。
これからさらに暑くなって屋根材の表面温度が何度まで上がるのかにも注目していきたいと思います。
ちなみに
茶色のガルバリウム鋼板の表面温度が70℃の時、銀色の鉄製の足場は43℃でした。
当社の仕様+屋根を淡色にする。のであれば夏の屋根からの室温への影響はほぼ無くなるのではないかと思います。
また、当社の仕様であれば屋根材の色に濃色を使用してもそれほど大きい影響は受けないのではないかと思い始めています。
さらに暑くなる今月末~来月初旬にもう一度測定して、大きな変化があればまた詳しくお伝えしたいと思います。
それにしても。。。
セルロースファイバーすげえなぁ。。。
※このブログを読んで屋根の色は室温に影響を与えないと判断するのはやめて下さい。一般的な断熱仕様では確実に影響を受けます。