要望とはなんぞや
こんにちは。ツチヤ・フソウホーム 設計の石田です。
“要望の多い家”では現在大工さんが
金物の取り付けを終え、
基礎内断熱の施工に入っています。
工事は順調に進んでいます。
構造でのお施主様の
ご要望は
許容応力度計算をした上での
耐震等級3・耐風等級2 でした。
これは当社の
標準仕様。
他にも
長期優良住宅 UA値0.36 C値0.5 なんてご要望もありました。
これらも当社の
標準仕様で満たしている項目です。
ラーメン屋さんで例えると
標準的なラーメンに
無添加 自家製麺 チャーシュー メンマ 煮卵 葱 海苔 が装備されているようなものです。
これ以上要望するとすれば、
出汁をとる鶏や魚介の品種や産地を指定する とか
麺の圧延回数に口を出す とか
スープの温度まで希望する とか
ラーメンを備前焼に入れてくれ とかしかありません。
メニュー通りもものを提供するのがお仕事の飲食店では対応する必要はありませんが、我々のように
注文住宅を建てるのが仕事の工務店はそうした要望にもお応えする必要があります。
ラーメンで言えば、味が不味くなったり、食べ難くなったりするようなご要望は考え直して頂きますが、ラーメンが美味しくなって予算に合うのであれば喜んで対応させて頂きます。
という訳で
ご要望①
基礎の打ち継ぎに
止水板(板じゃないけど)を設置しました。
過去に冠水の事例はない場所、打ち継ぎが地面よりも下がる訳でもありませんが、万全を期す為に設置して欲しいとのご要望を頂戴しました。
ラーメンで言えば普段使わない具を追加したようなものでしょうか。
キクラゲとかね。
通常の基礎では必ず設ける水抜き穴を設置していないので、かつてないほど水が溜まりました。
しっかり
水中ポンプで水を出してから土間の増し打ちを行いました。
ご要望② 床下に設置する
第一種熱交換換気 澄家 を導入
標準は
第三種ダクトレスを採用している当社。
今回は第一種の熱交換換気を導入しました。
次週にはダクトの工事に入る予定です。
こちらは基礎貫通部のパイプ。
補強筋をしっかり入れて。。。
この大きさの
スリーブホルダーを初めて見ました(笑)
ラーメンで言うと。。。
チャーシューを
炙りチャーシューや
レアチャーシューに変えたようなものでしょうか。
単に変更するだけでなく、美味しく調理する技術が必要となります。
こちらについてはまた後日詳しく報告していきます。
最後にこちら
ご要望③
第三者機関
さくら事務所 さんによる検査の導入
ホームインスペクションと呼ばれる第三者機関の検査。
基礎の段階は鉄筋を組み終わった後と型枠(アンカーボルト)が設置された後の2回。
図面の通りに鉄筋が組まれているか
定着 かぶりは規定の通りか
アンカーボルトの位置 埋込深さは問題ないか
といった項目を1時間ほどかけて検査してもらいました。
基礎配筋はもしやり直しになったら大変なので、緊張しましたが特に
手直しになるような指摘はなくて一安心。
お施主様にも安心して頂けたと思います。
ラーメンで例えると。。。
出汁をとっている状態を
有名ラーメン店の店主にチェックしてもらうようなものでしょうか。
次週には構造の検査があります。
そちらの様子もまたご報告します。
ラーメンの例えが個人的に気に入ってしまいました。
今後も多様していこうと思います。
それではまた次回に!
関連記事