白蟻対策と基礎内断熱

ツチヤ・フソウホーム

2022年07月06日 15:44

こんにちは。ツチヤ・フソウホーム 設計の石田です。

本日は、『明鏡の家』防蟻工事と基礎内断熱工事の様子をご紹介します。

現在の当社の標準仕様では『床下エアコン暖房』を採用しています。

色々注意事項はありますが、特に重要な必須と言えるものが、

①人体に無害な白蟻対策

②床ではなく基礎で断熱をすること

の二つです。




配管のスリーブの隙間、基礎の水抜き穴、増し打ちしたコンクリートと基礎の取合ホウ酸入りの専用のシーリングで埋めます。

防蟻処理はいつもの如く、人体に無害なホウ酸を使用する“ボロンdeガード”工法です。

玄関やお風呂の部分は基礎から胴差(梁)までの部分にホウ酸を散布します。

その他の部分(1階)は基礎から1mの部分にホウ酸を散布します。

外回りは雨で洗い流されないように、散布後に再養生します。

床の合板の下地となる木材や

床の合板にもしっかりホウ酸を散布します。

合板は両面にしっかりホウ酸を散布しています。

防蟻だけでなく、木材の劣化対策の役割もになっています。

あの有名なバイオリンの名器“ストラディバリウス”にも防腐剤としてホウ酸が使用されています。

ホウ酸は水に洗い流されなければ、効果は永年持続します。

通常の薬品による防蟻処理では5年で保証が切れてしまいますが、“ボロンdeガード”の場合は点検さえすれば15年の保証が付きます。

こちらは大工さんによる基礎内断熱の施工の様子です。

以前、玄関部分に施工したのと同じ“キューワンボード”という断熱材の厚さ70㎜のものを使用しています。

基礎の天端部分はウレタンを吹き付けて断熱を付加します。

断熱性能の計算には反映されませんが、室温を快適に保持する為には必要な工程です。

これで床下エアコン暖房を採用する準備はほぼ完了です。

市販のエアコン1台で家全体を暖房する“床下エアコン暖房”

お引渡しの頃はまだそんなに寒くないかもしれませんので、お引渡し後の室温も計らせて頂こうと考えています。

お施主様!よろしくお願いします!


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